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交感神経の持続緊張は何故寿命を縮めるか?

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(絵:吉田たつちか)

 私達の体はお昼間には交感神経が刺激されることにより、気力が充実し1日の仕事がスムーズにこなせます。そして夜には副交感神経に切り替わることにより、リラックスし、食事を消化吸収し休息モードの時間に体の作り替えが行われます。
 ところが頑張りすぎや不安、緊張の連続、完璧症、気候ストレスなどで、交感神経が持続的に緊張すると常に体は戦いのモードに入っており、体の中にバイ菌などの敵をやっつけるために活性酸素が増え、それが自分自身の血管を傷つけたり、酸化を促進したりして体の中は火の手が上がった戦場と化します・・・これが慢性炎症体質です。
 慢性的に体に炎症があると、CRPの値が高くなる、NLR(好中球リンパ球の値が2を超えてくる)などの血液データで知ることが出来ます。
 慢性炎症体質になると、LDLコレステロールが酸化され酸化LDLとなって血管の内皮細胞を傷つけ血管を肥厚させていく結果、脳卒中や心筋高速の原因となる動脈硬化を加速させます。
 又、交感神経の過緊張は血小板を増やし、血液を固まらせる(瘀血)を促進しますし、腸管の動きをストップさせ解毒力が低下することにより、体の中はどんどん汚れて老化してゆきます。
 こんな事にならないように、次の項目に当てはまる方は生き方改善を行なって下さい!!!
1、ここまでやらないと気が済まない完璧症の方・・・途中でキリをつけてその日はヨシとする
2、常に〜せねばという生き方をしている方・・・今日は〜したい、楽しみだなぁに切り替える
3、人間関係にストレスを感じている方・・・人は思い通りにならなくて当たり前、自分の考え方を変えてみたら楽になる
(薬剤師・国際中医師・国際薬膳師 高田理恵)2024-03

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