日本でお正月といえば1月1日ですが、台湾・中国・韓国などは太陰太陽暦(旧暦)にそって正月祝います。
この太陰太陽暦とは、地球が太陽を1周する時間を1年とする新暦に、月が地球を1周する時間を加えて計算されたもの。そのため、毎年異なった日が正月となるのです。2006年の旧正月は1月29日から始まり、2月2日までを初5というお正月5日として祭日にしています。
日本と同じく帰省して豪華な料理を囲み家族で過ごす人がほとんどで、お年玉を渡す習慣もあります。アンパオと呼ばれる赤い袋に、死を連想させる四を覗く偶数の金額を入れて、地域によって異なりますが既婚者が独身者に渡すのが通常です。
また、既婚者は両親にもお年玉を手渡すことになっています。
日本のお正月と大きく異なる点といえば爆竹でしょうか。旧正月になると爆竹が一日中鳴り響くようになるのです。これは悪よけをして幸運を招くという大切な意味があるものですが、店先でも行なうのでこの時期街中をショッピングというのも相当な勇気がいることになります。
日本でも中華街を訪れると賑やかで活気溢れる旧正月が体験できますので、訪れてみてはいかがでしょうか。
(コラムニスト JULIE /絵:吉田たつちか)2006.02