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歯に合った食事

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2014-02-5 私達にとって理想的な食事を考えたとき、歯の構造を見るとそれがわかります。
ヒトの歯は全部で32本あり、そのうちの20本が、穀物をすりつぶすための臼歯です。そして葉っぱをかみ切る門歯が8本、肉をひきさく犬歯が4本です。
肉食のライオンやヒョウは、肉をひきさく歯を、そしてコアラなどの草食動物は、葉っぱをかみ切る歯をもっており、それぞれの歯の構造に合った食事をしています。
体というものは、環境に応じて進化するもので、食物を代謝する酵素もそれに対応しており、私達日本人は穀物や野菜を代謝する酵素をたくさん持っていますが、肉や脂、乳製品を代謝する酵素は少ないのです。
これらのことから食事のバランスとして、穀物:野菜:肉魚、乳製品、卵の比率を5:2:1で摂ることが理想と言われています。
動物性タンパクや動物性脂肪の摂りすぎにより、解毒能力の限界を超してしまうと、未消化のタンパクが血液を汚し、アレルギー、アトピー、湿疹等の原因になります。
皮膚は最も大きな解毒排泄の場で、消化管や膀胱からの排泄が手一杯になると、皮膚への解毒が高まり、皮膚への解毒がうまくいかない場合は、血液が汚れ、これが成人病の根源となります。
ガンや、血管系の成人病、アレルギー性疾患を防ぐためには、これらの比率で食物をいただき、十分に柔らかくなるまで唾液を混ぜ合わせて咀嚼することと、トータル量としての食べ過ぎをなくすことです。
腹一杯、苦しくなるまで食べるのではなく、常に腹6~7分でとどめ、いつも小腹がすいている状態が理想です。
この状態は、免疫力が高まるばかりでなく、頭の回転も高めます。
(薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵/絵:そねたあゆみ)2014-02

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