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整理整頓BOX

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2014-05-04我が家の隣に町内会のゴミBOXがある。
先日、料亭で使うようなセット皿や器が大量に捨てられていたので、少し拾い、その中でも高そうな網目の果物用磁器があったので、ネットオークションで売ろうとして、類似のものをネットで調べたら1000円程度のしろものでがっかりした。
数年前、断捨離という言葉がもてはやされた。やましたひでこ氏のベストセラー本「断捨離」は、読んだことはないが、この用語を彼女は商標登録しているようだ。ことばを商標登録するとはどういうことかよくわからにが、無断での商用利用はお断りしますと、彼女のHPにあるから、これをつけたお菓子やお土産物、あるいは、ダンボールなどを作ってはいけないということであろうと理解する。
断とは、いらない物を断つ・買わないということで、100円ショップ好きの私などは、はなからペケである。捨は文字どおり、いらないものを捨てることである。前述の食器類は、昨年末に、昔、高級料亭旅館の板長をやっていた人が亡くなったので、奥さんが捨てたもののようだ。
離は、物への執着から離れることで、これは、自分の性格では、簡単に実行出来る。もう、着る機会のなくなった背広のズボンは、農作業用に使っているし、特に買いたいものは、安い調理用具以外、最近、ほとんどなくなった。
断捨離の類似の言葉で、「整理整頓」というのがある。人員整理などとつなげて使うことでわかるように、整理とはいらなくなったものを捨てることである。そして、整頓とは、使い終わったら、その物があった場所に戻すことである。ところが、最近、この、元に戻すというのが、難しくなってきた。途中、他の行動をはさむと、きっと忘れて元にもどらないで、物を探し回るはめになる。
「終活」という言葉も最近、話題になっている。人生の終わりをより良いものとするため、事前に準備を行うことで、遺言書、お墓などのほか、前述した不要なものを捨てることも大切になってくる。
整理整頓の新しいシステムがキングジムから新発売され、話題になっている。箱を開けなくてもスマートフォンなどの情報端末で中身が確認できる収納ボックス 「ニュートラルボックス」だ。
使い方は、「ニュートラルボックス」に3桁のタグ番号を書き込み、その番号をアプリ「DIGITAL TAG」に入力し、箱の中身を撮影・登録するだけ。後ほどアプリで番号を入力すると、箱のふたを開けなくても、中身を写真で確認することができるというもの。
これまで、透明BOXなどに入れたり、エクセルなど駆使して、内容物が分るデーターベースを作ってみたりしたが、いまいち長続きしなかったが、これならば、整理整頓しながら、BOXに入れ、これを積み上げておいても、必要なものが即座に探せるので便利でスペース的にも楽だ。残された家族が、不要な物を簡単に仕分けることが出来るので終活に役立つ。
ま、せっかく整理整頓して、自分の思い出をBOXに収納したのに、死後には、開けらけられることなく、BOXごとそのまま捨てられる公算の方が多いような気もするが・・・・・。(ジャーナリスト 井上勝彦/絵:そねたあゆみ)2014-05

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