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テレビをもっと面白く!

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1510-2 最近のテレビは面白く無い、との声をよく聞く。広告費がネットに食われて、予算が少なくなったせいもあるのだろうが、限られた周波数枠をなかば格安で独占しているわけだから、もっと電波を大事に使ってもらいたいものだ。
朝の10時ごろには一斉にテレビショッピング放映になるのも如何なものか。中には、いい話だと引きこまれて見ていたらなんてことはない健康食品の宣伝ストーリーだったといった視聴者を馬鹿にした番組まである。これらは、新聞の折込広告だけ延々と見せられているようで癪に障る。そんなわけで私の中でもテレビ離れが進んでいる。というより、テレビとネットを融合させて楽しんでいる。
最近、寝るのが早くてつい見逃してしまう「家族に乾杯」(NHK)とか、タモリ倶楽部(テレビ朝日)、プレバト!俳句(毎日放送)などはもっぱら、youtubeで好きな時間に見ることにしている。
ネット専用チャンネルの「虎ノ門ニュース 8時入り!」や「ホウドウキョク」(フジテレビ)も新しい試みとして面白い。
かって、ホリエモンがフジテレビを買収しょうとして問題になったが、方法論はともかく、彼の着眼点は間違っていなかったといえる。NHKはもとより民放各社とも長年蓄積された貴重なコンテンツが莫大な資産価値を持つ時代が到来したのだから、安易な番組作りや横並びの番組を作るなら、むしろ、良質なコンテンツの再放送の方がよっぽど気が利いている。水戸黄門のように何度も再放送してくれた方がいい。それにしても時代劇が少なくなった。時代劇俳優をバラエティで見たくない。せめて有料放送局のNHKだけでも、時代劇を量産して、その施設やスタッフ、俳優などの文化資源を存続させてもらいたいものだ。(ジャーナリスト 井上勝彦)
2015-10

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