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老死と料理

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カラー1 老死について取り上げていた深夜のテレビ番組を最後まで見てしまった。最近、老死に関する研究が世界中で盛んになっているとのことで、延命措置をせずに、自然死を迎えることに関心が集まっているという。これまで、死ななかった人間はいなかったわけで、後期高齢者の場合、病と闘っても、闘わなくても寿命にほとんど差がないという研究も紹介されていた。死を自然なものとして受け入れることだという関係医師の言葉に合点がいった。
徐々に細胞分裂の速度がなくなり、体重も減ってきて、食事の量も少なくなり、最後は、食べなくなり、枯れ木のごとく終焉を迎えるのが自然の状態だという。赤ちゃんと老人はあまり痛みを感じないような脳構造になっていると聞いたこともある。
とはいえ、少しでも、元気に最後を迎えるにはそれ相応の日頃の心構えも必要だ。歩いて買い物に行き、自分で食事を作ることは、元気に長生きするのにとてもいいそうだ。
最近、インターネットが発達していて、いろいろな情報を無料で手に入れることができるようになった。これまでは、料理本を読み終えなければわからながったことでも、ネットの情報で十分事足りる。
私が、利用しているのが「ohganic」というサイト(//ohganic.com/menu/)だ。ここでは、おすすめの献立が毎日提案されている。
しかも、①オーガニックの献立②人気の主菜を使ったイチ押し献立③人気の主菜を使ったイチ押し献立④旬の食材を味わう満喫献立⑤パパッと出来る簡単献立⑥塩分控えめヘルシー献立—-の6分類で提示される。
提案された献立には、材料、調味料・合わせ素材、調理方法が記載されているほか、その料理のカロリー値、塩分量、標準調理時間、そして、栄養情報(たとえば、タンパク質7.8g:脂質10.9g:炭水化物4.6g:カルシウム47.4 mg:鉄分2.2mg:食物繊維2.7gといった具合)も明示してある。
さらに便利なのは、その献立ページにある「買い物メモ」バナーをクリックすると必要な食材と分量、推定金額も表示される。この情報はメールで送信できるので、自分の携帯に送信して、これを見ながら買い物をすれば無駄もない。当該食材が売っていない場合、なにを代用に使おうかなと考えるのも面白い。(コラムニスト 古屋麻耶/絵:そねたあゆみ)2016-01

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