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百寿者の分析から

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14-06-1先日、週刊新潮の”元気な100歳、1万人のビッグデータ分析”という記事がふと目に止ったので、さっそく買って読んでみました。
百寿者とは、100歳を超えて、食事や身の周りのことをはじめ、1日の活動を、介護なしで自力でできる自活者のことを言うとの事。我が国では、毎年約3万人が百歳を迎える時代に突入しているが、その中の20%の方が百寿者。
百寿者1万人の食事や生活パターンの、データーを分析したところ、
1,食卓に必ず、肉と卵と牛乳
2,睡眠時間は9時間以上
3,体型はやせ形で、糖尿病はX
4,水泳がよく、ゴルフ、登山はX
5,酒とギャンブルと老いらくの恋はO
6,職歴は、会社員、教員、高学歴、ホワイトカラーが多かったとありました。
食事に関しては、意外にも、魚だけではなく、肉、卵、牛乳などの動物性タンパクを豊富に摂っていることで、菜食主義者は長生きしていないとのこと・・・。
こちらの食養生では、ガンや血管病などの成人病の方に、肉、卵、牛乳などの動物性タンパクの摂りすぎはお勧めしていませんが、解毒がある程度進んだら、貧血の防止、筋力、臓器力の強化のために、動物性食品も摂取してゆくようにお話しています。ただし、動物性食品をとったら、ストレッチなり、ウォーキングなり筋肉を使う運動で、タンパク質の燃えかすを作らないように動いていただきたいです。
百寿者の方々は、水泳などの運動も欠かさずしています。そして、動物性タンパクを代謝する酵素をしっかりと持っている可能性がありますね。又、歳とともに、睡眠時間が少なく、眠りが浅くなりがちですが、時間的にも、質的にも良好な睡眠が得られており、解毒が進む体質なのですね。
太りすぎはよくないようです。
運動は息が上がるような激しい運動や、強いひねりを伴う運動ではなく、持続的に無理なくできる運動がよいようで、特に水泳は、足腰への負担が少ないようです。そして、生活に刺激があることですね・・・いくつになっても、異性への関心があり、お洒落を楽しんだりすることが、脳の活性化につながります。ダンスや音楽、楽器もよいようです。
いくつになっても、新しい刺激を求めて、頭を使うことで、生きるエネルギーが沸いてくる・・・といったところでしょうか?(薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵/絵:そねたあゆみ)2014-07

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