UA-77435066-1

冬に多い中風(脳卒中)の防ぎ方

 | 

(絵:吉田たつちか)

 冬の脳卒中の原因には、寒さにより血管が縮み血液の流れが緩慢になる事、室内と外気との気温差に自律神経が上手く反応出来ず血管に負担がかかる事、体が冬眠モードで過剰な栄養が入り血液の粘性がます事(痰湿が溜まる)などがあげられ、脱水等による夏の脳梗塞とは発病機序が異なります。

 病院のお薬には、血圧を無理やり下げたり、コレステロールを無理やり落としたりするだけで、それが起こっている中身を改善する力はありません。血圧が高く、コレステロールも高くて脳卒中や心筋梗塞を心配しておられる方には、血液の流れを良くするAHSS(笹エキス)+余分なコレステロール、糖分など痰湿の除去をしてくれるタンポポ茶(ショーキT1)の併用をお勧めします。また、すでに脳梗塞をお越し後遺症で悩んでおられる方には、血栓などの詰まりを溶かし血液の流れを改善する紅羅布麻と、だるい、重い、スッキリしない痰の症状を改善する穿山薯預の併用がとても効果があります。

★40代女性 症例 脳梗塞の後遺症に悩んでいた★=40代で脳梗塞を発症し一命を取り留めたが、手足の痺れ、就寝時に喉にこみ上げてくるネバネバの痰で息苦しい、頭が重くてスッキリしない症状に悩まされていた。紅羅布麻と穿山署預を朝晩各6粒づつ服用し始め2週間で、痰と頭のモヤモヤ感が減って、気力と元気が出てきた。1日3回服用するとさらに喋りやすくなり、気持ちが明るくなった。脳梗塞を起こすのは、瘀血と痰湿でどちらもしつこく、取れにくいものではありますが、そんな時こそ、漢方の力で回復力を少しでも早めてください。

 漢方の他にも、以下の養生を心がけてください

①帽子をかぶって眠る事で頭と耳を冷やさない②ストール、レグウォーマー、リストウォーマーなどで首と付く箇所を温める③起床時と就寝時に両耳をよく温めたり、マッサージする④起床時は、手足の指を十分にマッサージしてから、ゆっくり起きる⑤トイレ、脱衣場などを温め、部屋との気温差を小さくする⑥温かい鍋料理、酢玉ねぎ、酢納豆などは毎日食べる。

(薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵)2020-01

コメントを残す