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タンポポは万能薬!?

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2011-04-03春の訪れを告げる草花、タンポポ。川の土手や畑のあぜ道、駐車場の端など、至る所で見ることができます。放射状に生えた緑の草と色鮮やかな黄色い花びらは、行きかう人々に「もう重いコートは脱ぎなよ」と促しているかのようです。
タンポポは食材にもなります。古くからヨーロッパやアラブで葉をサラダやスープに入れて食べていました。根は細かく刻んで乾燥させ、それを焙煎して飲料にしました。色や風味がコーヒーに似ているのでタンポポコーヒーと呼ばれ、現在でも飲まれています。日本では花を天ぷらにして食べる習慣があるようですが、苦みがあるせいか食卓にはあまり並びません。食べたことのない人も多いでのではないでしょうか。かくいう私もその一人です。
けれども、良薬は口に苦し。実はタンポポはこのうえない健康食材なのです。まず、葉にはC型肝炎ウイルスを圧制する効果があります。よって、漢方薬の原料として使われています。根には利尿作用や血液の循環を良くする作用があり、タンポポコーヒーを飲むと高血圧や糖尿病などの生活習慣病の改善につながると考えられています。また、ホルモンのバランスを整える力もあり、妊婦さんの母乳の出を助けたり、妊娠しやすい体に変えたりもします。その他、冷え・胃弱・便秘に効くので、まさに万能薬と言えましょう。日本では近年、ハト麦や黒豆などとブレンドしたタンポポ茶が発売され、健康食
品コーナーで見かけるようになりました。天ぷらにして食べるのはちょっと、という人でもお茶なら大丈夫ではないでしょうか。ノンカフェインですので眠れなくなる心配もありませよ。
大地に力強く咲くタンポポは、やがて綿毛のついた種子に変わります。白くて丸いふわふわした種に、フッと息をかけて飛ばすのも楽しいですね。飛ばされた種が翌年新しい芽を出し、そして私達の健康を維持する万能薬に成長するかと思うと余計に楽しみが広がります。
(コラムニスト 華山 姜純/絵:吉田たつちか)2011-04

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