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快感中枢と依存症のしくみ

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15-09-3 甘いお菓子や、脂質の摂り過ぎは体によくな いと、頭でわかっていてもなかなか止められないのは何故でしょうか?
それは、脳が依存を起こしているためです。タバコが止められない、お酒が止められない賭け事が止められない、異性とのアバンチュールが止められない(笑)・・・どれも実は同じ仕組みです。
辛いストレスなどがあると、無性に甘い物が欲しくなりますよね?
これは脳が強いストレスに打ち勝つために、大量のエネルギーを必要としており、ブドウ糖の形で速やかに供給される甘いお菓子は、瞬時に脳に満足感を得ることができる代物です。
美味しい物を飲んだり、食べたりすると、脳の快楽中枢からドーパミンなどの快楽物質が分泌され、満足感が得られますが、それと同時に「もっと飲みたい、もっと食べたい」という欲求が生じるようになります。
もっと、もっと・・・を追い求めてゆくと、ドーパミンの分泌をコントロールできなくなり、依存症や中毒症になります。甘い物を食べれば食べるほど、甘い物が止められなくなる・・・これはもう依存症の始まりです。
例えばクセのもの・・・という習慣化された行動パターンもこれと同じですね。
犬が時間がくると、散歩がしたくなるようにヒトも散歩を3日続けて行うと、4日目も歩きたくてウズウズしてきます。無しなら無しで、何十年も平気だけど、始まるとこれがまた、無しでは物足りない・・・というお話はよくききますよね。これは、快楽中枢の刺激により、脳は快感を覚え、ドーパミンが切れてくると、その行動により快感を得ることを欲するようになる・・・これが依存の形成です。すべての依存は約3日で形成されます。したがって、甘い物を止めようと思ったら、3日必死で我慢すると、4日目からは次第に
欲求が薄れてきます。
ただ、何かのきっかけを境に、禁断症状が出て、少しだけなら・・・と手を出すと、またもとの黙阿弥です。これを防ぐには、依存のしくみを逆に利用して、心身のためになる依存を自分で習慣化するとよいのです。例えば、散歩や気功をする・・・ああ気持ちが良いな!あさのひととき勉強する・・・ああこの充実感よいな!食後はお気に入りの音楽を1曲聴く・・・ああリラックスできる、贅沢な時間だ!このような快感を脳は非常に喜び、気力や免疫力までアップさせてくれます。
世の中で、大成功を修めている人々は、自分の好きなことや得意なことを依存化し、習慣化できたヒトと言われます。そしてこのような方々は、さほど面白くないことでも、楽しんでしまうと、脳が満たされて疲労しないことを熟知しているのです。
是非、皆さんも有益な依存を形成して、人生を楽しんでください。(薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵)

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