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異常気象って何?

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07-06-1近年ニュースの天気予報以外でも聞かれるようになったこのことば。一般の人々の世間にも頻繁に使われるようになったように思います。

し かし、この「異常気象」ということば、気象庁では明確な定義があるのです。気象庁では「30年に一度起こるかどうかの現象」と定義しています。だから、 「今年は去年より寒かった」とか「去年の今ごろはもっと雨が少なかったの に」などというだけでは、異常気象の定義には当てはまりません。

異 常気象と関連してメディアに流れるようになった 「エル・ニーニョ」ですが、これは確かに異常気象を もたらす一因ではありますが、 それ自体は昔から5~6年周期で起こっている自然な現象です。エル・ニー ニョと逆の「ラ・ニーニャ」についても同じです。そしてそれらが影響して引き起こされる高温や低温、多雨や少雨のことを、特に「エル・ニーニョ現象」と呼 んでいます。

近年では、二酸化炭素等の温室効果気体の増加に伴い地球が温暖化し、観測史上最高気温を記録する地域 も増えてきました。これを異常気象と呼ぶのは否めません。(しかし地球温暖化の原因については諸説あり、温室効果気体だけのせいだとはまだ断言できません)

日 本の梅雨は、太平洋上の空気が暖められ、東よりの風(モンスーン)となってユーラシア大陸に吹きつけ、インド半島を経由して西風に変わりますが、その際に ヒマラヤ山脈を越えられない風が南北に分かれ、ちょうど中国東部から西日本で気流が「再会」することで起こります。(東日本の梅雨は、太平洋高気圧と オホーツク海高気圧のぶつかりあいと解釈できます)なので、モンスーンも梅雨も、ごく普通の地球大気の活動と言えます。もっと地球をいたわってあげて欲し いと思います。

(文:気象予報士 チャーリー/絵:吉田たつちか)2007-06

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