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梅雨こそ夏バテ予防を

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(絵:そねたあゆみ)

●梅雨は意外と体が冷える

 いまこの原稿を書いているのは5月ですが、読者の皆さまにこの記事が目になさるころは、もう梅雨に入っているでしょうか?

 気象庁によると、梅雨はだいたい6月8日から7月21頃までだそうです。梅雨は雨が多く当然、湿度が高くなるため体調を崩す方もいるそうです。お気をつけてくださいませ。

 梅雨は季節がどんどん夏に向かっているのですが、逆に体を冷やしてしまう方が多くいます。

 ですからこの季節は体を温める食べ物が良いとされています。体が冷えるといっても、実際はジメジメと蒸し暑いわけですから、どうしても冷たいものを食べたくなりますよね。

 夏野菜は季節のものとしてはとてもいいのですけど、体が冷えやすい人はちょっと注意ですね。

●体を温めるトウガラシとショウガ

 体を温める食べ物としては、ショウガ、トウガラシ。

 トウガラシはコロンブスが新大陸からヨーロッパに持ち帰ったと言われているのですが、そこで問題です。

Q.コロンブスは何が目的で大航海をしたのでしょう?

A.コショウをより安価に求めるために、新しいインド航路を探していたから。

 ところがコロンブスはたどり着いたのはインドではなくアメリカ大陸でした。そしてコロンブスが持って帰ってきた香辛料は、コショウではなくトウガラシ。トウガラシは英語だとチリペッパー。「チリ」というのがトウガラシという意味ですから「トウガラシのコショウ」という意味。

 コロンブスが持ち帰ったトウガラシは世界中に広まり、いまやすごく寒い国でも暑い国でも食べられています。

 暑い国では体を冷やすために。

 寒い国では体を温めるために。

 さて、どっちが正しいのでしょう? 実はどちらも正しいのです。暑い国では汗をかいて体を冷やす効果。寒い国ではホカホカと体温を上げる効果があるわけですから冷えが気になる方は、汗をかかない程度に抑えて食べればいいでしょう。

 また体を温める食べ物の定番であるショウガは、殺菌効果もありますから、お寿司のときのガリ(甘ショウガ)なんかも積極的食べたいですね。

 ショウガは胃の調子を整える効果もありますから、この季節にもってこいと言えます。

●いまから夏バテ予防を

 また、これから本格的な夏を迎えるわけですが、いまから夏バテ予防をしておいたほうがいいでしょう。

 夏バテに効果があるのは、ビタミンB群とタンパク質。

 真夏の土用の丑の日に、ウナギを食べるのはウナギにビタミンB群とタンパク質が豊富に入っているからです。

 お肉なら豚肉がおすすめです。タンパク質もビタミンB群がたくさん入っています。また豆類もおすすめです。

 ポークカレーライスなんかもいいですね。隠し味にショウガを少々入れればますます夏バテ予防効果が期待できます。

 ただしカレーが意外と傷みやすい食べ物なので、そこは注意が必要です。

 さあ、いまから夏バテ予防をしながら、美味しいものをたくさん食べてください。

(文:食文化研究家 巨椋修(おぐらおさむ))2018-06

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