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「海のミルク」

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1001_2 俗 に「海のミルク」と呼ばれるほど、牡蠣は栄養価のとても高い食品です。亜鉛、鉄、銅、カルシウム、カリウム、マンガン、セレンなどのミネラル類をはじめ、 ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンEなどをバランスよくかつ豊富に含んでいます。特に亜鉛は100g中に13.2mgも 含まれていて全ての食品の中でもトップクラスです(五訂食品成分表より)。

亜鉛は非常に重要なミネラルで、遺伝子発現・たんぱく質合成など細胞の増殖や分化において中心的な役割を果たしています。不足すると、味覚障害や脱毛、皮膚炎、食欲不振、免疫機能低下、男性機能不全など様々な障害が現われます。

また、牡蠣にはアミノ酸の仲間タウリンも豊富に含まれていて亜鉛と同様に食品中でトップクラスの含有量を誇っています。タウリンは、コレステロールを下げる働きがある他、肝機能や心機能を高めたり、目の新陳代謝を促進する働きもあります。

さらに、牡蠣は消化吸収のよいエネルギー源であるグリコーゲンを多く含んでいて、滋養にも優れた食品です。

栄養に優れた牡蠣ですが、生食用ではない牡蠣は細菌やノロウィルスなどを含んでいて食中毒をおこすことがありますので、加熱してからお召し上がりください。

よく誤解されることがあるのですが、生食用と加熱用の違いは、鮮度の違いではありません。生食用は、水揚げした後、殺菌した海水を循環させて数日間飼育す ることにより除菌します。鮮度に関して言えば、水揚げしてすぐに出荷される加熱用の方がむしろよいのです。鮮度がよさそうだからといって除菌されていない 加熱用の牡蠣を生食するのは避けましょう。

(医学博士 食品保健指導士 中本屋幸永/絵:吉田たつちか)2010.01

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