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占いと迷信と星占い

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1101-3  私は占いや迷信などという物は受容し難い人間なのですが、かといって頭から全否定したりもしません。
自分なりに検証し、その上で、明らかにおかしい物、もしくは時代に適合していないと思える物については顧みる必要はないと思っているのですが、たとえば、昔から、「箸と箸で直接、食物の受け渡しをするのは死人が出たとき」などというのは「そういう不確実な形での食卓での受け渡しを戒めたもの」であり、「夜に笛を吹くと蛇が来る」などというのは、昔は今と違って日が暮れると寝るのが当たり前でしたから、笛なんか吹くとやたら響いて隣近所に迷惑になるということだったのではないかと。
その意味では、占いもまた然り。占いの多くは、要は「その傾向がある」ということではないかと思います。
たとえば、血液型にしても、以前、プロ野球前楽天監督の野村克也氏は「名球会は不思議とO型とB型ばかり」と言ってましたが、O型はともかく、人口比では日本人の2割しかいないはずのB型が多く輩出しているというのは、やはり、そこには何らかの「傾向」があるのかもしれません。
ただ、これも行きすぎるとおかしなことになるようで、昔聞いた話で、ある会社では社長が常々、「O型以外の社員はダメだ」と言っていたことから、その会社の管理職は全員O型だったそうですが会社が吸収合併されて社長が変わったら、なぜか、昨日までO型だった人たちの殆どが別の血液型になっていたそうです。
同様の本末転倒の話は、手相にもあるようで、韓国では手相の整形も流行っているそうです。でも、手相などというものは私的には、人間の生活の少なからぬ部分を占める手のひらの動きという物に着目した「傾向判断」であり、つまり、「力強く、積極的に掴んでいる人は成功しやすい」とか、「繊細なタッチでゆっくりとした動きをしている人は好かれやすい」・・・などという類のことなのだろうと思っております。(「手相は左手で見る」などというのは、右手は利き腕であることが多く、その意味では左手は手相が変化しにくい、つまり、その人の本来の気性が残っていることが多いということで、従って、右手は後天的、左手は先天的といえるでしょうか。)
だから、手相を整形すれば開運、ひいては成功できるということではなく、日頃からそういう手のひらの動きをするように心がければ良いんです。
この点では、以前、あるアメリカ人の専門家が血液型について聞かれ、「ばかげている」と言ってましたが、続けて、「でも、アメリカ人も人のことは言えない。アメリカ人は血液型は信じないけど星占いを妄信している」と言い、その筆頭が当時、退任して間もなかった「レーガン大統領夫妻だ」と。
ちなみに、私が明らかにまったく理解できないのがその星占いでして・・・。だって、何千光年離れた天体がピンポイントで一定の人の運命に関係性を持つ・・・というのはどう説明されても理解できません。

(小説家 池田平太郎/絵:吉田たつちか)2011.01

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