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体のお日様が昇らないと慢性疲労に

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2011-02-1皆さん朝のお目覚めはいかがですか?
朝起きたときに清々しく気分良く目覚め、“さあ、今日も一日頑張るぞ!”と思える方 はいたって健康です。
眠っている間に昨日の疲れが解毒され、目覚めとともに元気が沸々と沸いて、陽気が上昇している状態です。
これとは反対に、朝いつまでも寝ていたい、スッキリと目覚める事が出来ない方。こんな方に多い症状は・・・
・頭がボーとして思考力がない
・目が見えているのだが、ぼやっとした感じ
・耳も塞がった感じで、自分の声や人の話し声が遠くから聞こえる感じ
・ニオイや味がはっきりしない、
・食欲がわかない
・指先にグローブでもはめているような使い辛さがある・・・・などです。
これらの症状は清陽が上がらないために起きる症状です。清陽が上がらないとは、体のお日様が昇らない状態で、頭と五官に栄養が行かないために感覚が鈍くなります。これを九竅(両目、両耳両鼻穴、口、尿道 肛門)が塞がれた状態といいます。
清陽が上がらない原因には、脾胃の疲れ、体の冷え、湿濁の伏飲があります。
しばらく前の生活を振り返ってみて、暴飲暴食と寝不足が続きませんでしたか?
ここで言う暴飲暴食とは、胃腸を冷やして脾胃を傷めるアイスクリーム、ケーキ、甘いお菓子、揚げ物、揚げ菓子、味の濃い料理、冷蔵庫で冷やされたビール、ジュース、牛乳、 ヨーグルト、冷や奴などを欲しいがままに食べることを言います。
これらの食品は、脾胃を傷め、冷えを作り、湿濁を生む元になるためです。
慢性の虚労は、生活の質を著しく落とし、長く続けば致命的な疾患に陥りやすいので、一刻も早く養生しましょう。

(薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵/絵:吉田たつちか)

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