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ひまわりエネルギーの活用

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1008-03 ひまわりの花と言えば夏の代名詞ですよね。高さ二メートルに達し直径二十センチの大輪を咲かせる豪快なものや、ゴッホやマティスの絵画に見られるような繊細な花弁のひまわりがギラギラと照りつける太陽の下で咲き誇っています。その種類は百を超え、最近の日本では園芸用の小さな丈の可憐なひまわりが人気を
集めています。
種が食用になることは周知の通り。パンの飾りつけやビールのおつまみに、そして鳥やハムスターなど、小動物の餌にもなったりします。そして種を乾燥させれば油を抽出することも出来、ひまわり油は世界中の食卓で愛用されています。
そんなひまわりの種ですが、近年バイオエタノールに転用する研究が進められているのです。バイオエタノールとは石油に代わる燃料のことで、石油高騰の折にブラジルでサトウキビから作られたバイオエタノールで車を走らせていると報道されたのが記憶に新しいところですよね。バイオエタノールが石油より優れている点は、なんと言っても地球に優しいエコなエネルギーであること。二酸化炭素の排出量を抑え地球温暖化を防ぐ役目を果たします。いつかは枯渇する石油という天然資源に対してバイオエネルギーは、ひまわりやサトウキビの栽培を続けていれば枯渇することはないのです。
しかし、生産する過程で問題が発生します。畑で使う耕運機を動かすガソリンにはまだ石油が使われ、栽培を増やせば増やすほど耕運機から発せられる二酸化炭素の量が増えます。そしてバイオエタノールを抽出する過程で化学物質が混ぜられ、その際に二酸化炭素が排出されてしまいます。完全に二酸化炭素を削減することができず、まだまだエコなエネルギーと呼ぶには更なる研究が必要なようです。
畑一面に広がる黄色いひまわりの花。ギュッと詰まった沢山の種が私達の未来を変えるかと思うと、なんだか頼もしくなって熱い視線で見つめてしまいます。
(文:コラムニスト 華山姜純/絵:吉田たつちか)2010-08

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