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忌日の季語

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カラー2 俳句の季語には、俳人の忌日を命名したものが少なくない。4月は特に多く、俳句読みにとっては一度は使ってみたい季語だ。
・4月1日=(三鬼忌)岡山県生まれの俳人西東三鬼(1900~1962)の忌日。本名斎藤敬直。新興俳句の旗手といわれ。「天狗」創刊に尽くした。
『枝豆の真白き塩に愁眉ひらく』
・4月8日=(虚子忌)愛媛県て生まれの俳人、高浜虚子(1874~1959)の忌日。本名清。河東碧梧桐とともに正岡子規に兄事し、子規より虚子の号を受ける。子規没後、「ほとゝぎす」を継承・発展させ、客観写生・花鳥諷詠を唱導した。
『春雨の衣桁に重し恋衣』
・4月13日=(啄木忌)岩手県生まれの俳人石川啄木(1886~1912)の忌日。本名一。「明星」派の新人家人として注目されたが、生活は困窮した。やがて小説家を目指して職や住居を転々とした。明治四十三年に「一握の砂」を出した。享年二十六歳。
『白梅や ひと日南をあこがれぬ』
・4月30日=(荷風忌)東京生まれの小説家永井荷風(1879~1959)の忌日。本名壮吉。別号断腸亭主人・金阜山人。広津柳浪に師事し、「地獄の花」などでゾラを紹介。アメリカ、フランスに渡り、帰国後、「あめりか物語」「ふらんす物語」を発表し作家としての地位を確立した。のちに、江戸文学の研究のために落語家六代目朝寝坊むらくの弟子となって夢之助を名乗って活動したり歌舞伎座で福地桜痴の門下で狂言作者の見習いをするなど、江戸趣味による耽美享楽の作風に転じ、花柳界を舞台とする作品も多い。
『紫陽花や身を持ちくづす庵の主 』                   (コラムニスト 古屋麻耶)2015-04

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