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お肉柔らかな素

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カラー2 健康寿命を維持するにはお肉を食べるのが良いそうだ。とはいえ、高齢になると使える歯が段々少なくなって来る。小生も、硬いものを敬遠し、もっぱら豆腐や卵でタンパク質を摂取している。
そんな中、このほど、味の素から「お肉やわらかの素」という画期的な商品(肉用調味料)が発売され話題となっている。用途がわかりやすい商品名作りは小林製薬のオハコ(ブルーレットおくだけ、トイレその後に、チン!してふくだけ、熱さまシート、など)だが、味の素もなんとわかりやすいネーミングにしたものだ。
これまで、肉を柔らかくする工夫としては、塩こうじ、赤ワイン、ヨーグルト、ビールなどに 漬け込むことなどが知られているが、時間や手間がかかるため、知っていてもあまり行われていないのが実情だ。小生も、一時、塩こうじに凝っていたが、今や、塩麹の瓶自体が冷蔵庫の奥にしまわれたままだ。
「お肉やわらかの素」は、調理の前にふりかけて5分置くだけで、酵素の力で肉がやわらかくなるという魔法の肉用調味料だ。
同品は、肉をやわらかくする“酵素+でんぷん等”の独自配合技術(特許出願中)により、調理の前にふりかけて5分置くだけで、肉汁を閉じ込め、肉をやわらかくするという。 鶏むね肉のようにパサつきがちな肉も、これを使うとしっとりふっくら仕上がり、冷めても温め直してもおいしく食べられるため、時間差の夕食やお弁当にもピッタリだとPRしている。しかも、食品のコクを増強する同社独自素材の“グルタミルバリルグリシン”(用途・製造特許取得済)によって、肉のジューシー感も増強されるというから驚きだ。
歯が少なくなってから、薄くて脂身の多い安い豚バラ肉をもっぱら用いていたが、ジューシーなビフテキも食うぞ!
それにしても、今や世界的企業になったのに味の素という社名のままなのもユニークではある。(ジャーナリスト 井上勝彦)

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