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喉を鍛えて誤嚥を防ぐ

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(絵:そねたあゆみ)

 40歳を境に、血管や感覚器官(目、鼻、耳など)が衰えることはよく知られていますが、同様にして筋肉の衰えも始まります。特に、喉の筋肉が衰えると、容易に誤嚥(ごえん)するようになります。
 現在、肺炎は日本人の死亡原因の3位で、その死亡者数は年間10万人以上・・・その殆どが65歳以上の高齢者で、肺炎で死亡した方の9割が誤嚥性肺炎が原因と言われています。
 嚥下のメカニズムは、非常に精巧にできています。人が食べ物を飲み込む時間は、わずか0.8秒で、この一瞬に喉では、のど仏を上げると同時に、気管の入り口を閉じて食道を開き、食べ物を送り込
む・・・という絶妙な連携プレーが行われています。
 ところが、喉の筋肉が萎えてのど仏が下垂すると、嚥下の際に喉筋肉が上がりきらずに誤嚥するようになります。以下の中で、4つ以上チェックがつく方は要注意です。
①食事中にむせたり、咳き込むことが増えた②自分の唾液を飲み込んで、咳き込む③上を向いて飲み物を飲むと、むせる④食後に声がガラガラになる⑤最近、大きな声を出すのがしんどい⑥咳払い、痰が増えた⑦寝ているときの咳が増えた⑧呼吸が浅い感じ⑨運動をほとんどしていない⑩液体のほうが固形物より飲み込みにくい
 喉の筋肉は60歳を過ぎても鍛えることができるようです。
 のど仏に手を当てながら、ゆっくり唾液を飲み込んでいただくと、のど仏が上がることが確認できます。その位置で、のど仏を10秒キープしてみてください。
 その他に、嚥下おでこ体操、のど仏スクワット、ペットボトル体操、口すぼめ呼吸、顎持ち上げ体操、横に寝て足のぞき体操などが、有効といわれています。
(薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵)2017-09

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