（絵：そねたあゆみ）

　今年、我が家の庭は鉢植えのカサブランカが主役だった。来年のために咲き終わった花を落とし、球根に養分が蓄積するよう、葉と茎はそのまま残しておいた。
　ところが、先日、猪が襲来、鉢を倒して球根を食べてしまった。ユリ根の味を覚えた猪は翌日も再来、残った別の鉢もやられた。たまらず残った鉢から、球根を掘り起こして確保した。約３分の２が被害あってしまった。
　これまで、我が家の庭まではやって来なかった猪。右隣のおばあさんが１年半前になくなり、その家の庭は雑草に占領されてしまった。左隣りはミカン畑と一部、家庭菜園だったが、こちらも３年前から放置畑となり、今では竹藪に覆われている。ここが猪の居住エリアとなっているようだ。猪は大好きなミミズを求めて、その後も攻撃の手を緩めていない。
　対策として、玄関灯を人や猪が近づいたら点灯する電球に変え、WiFiネットワークカメラ＊を購入、２つのカメラのうち、１個を玄関先のポスト上に設置、残りの１個は我が家の老犬監視用に使っている。この種のカメラは今10歳の孫娘が生まれたばかりの時、孫のベット近くに装着して、育児に役立ていて、アメリカの育児法に関心したものだが、昨今は、価格も安くなり、パソコンはもとよりスマホでも映像が遠隔確認できて便利ではある。いろいろな要素に使えそうなアイテムではある。
＊//www.amazon.co.jp/dp/B0110SAJGA/ref=pe_2107282_266464282_TE_3p_dp_1　（ジャーナリスト　井上勝彦）2017-11