UA-77435066-1

腎を養う方法

 | 

0912-3腎を養うためには、足腰を冷やさないことが大切です。温灸の部位として、両腰のベルト部分や、仙骨をよく温めてください。また、腎は耳とつながっていますので、耳を冷やさない養生も大切です。

私は冬場は両耳と百会をすっぽりと覆うほおかむりをして眠っています。邵氏(ショーシ)温灸器で、耳の温灸をすると、とても気持ちがよくリラックスしてきます。

耳は交感神経支配で、あたりの様子や雲行きを察知する力があります。動物も、耳をパラボラアンテナのように動かしながら、危険を察知したり。獲物の方向を探すでしょ?人も悪口を言われたりすると、耳をそばだてますよね?(笑)

耳が冷えると、腎が冷えて生命力のパワーがなくなります。過度の緊張、恐れ、不安といった感情は腎を消耗するので、耳に温灸してリラックスするとよいのです。

食べ物は、黒豆、黒ごま、わかめ、ひじきなどの黒い食べ物が腎を養 います。イカ、タコ、山芋、くるみなどもよいですね。保健室のお勧めは、足腰が冷えて夜中のトイレが気になる方には子羊袋、手足の火照りがあり、熟睡できない方には、亀齢寿がお勧め。老化を防ぎ、ぼけ防止、精力減退防止には、腎精を養う、補精源がよろしいですよ。

(薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵/絵:吉田たつちか)
2009.12

コメントを残す