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手作り食のすすめ

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0412-6 昔から人類は飢餓で苦しんできましたが、現在の日本人は、豊かな食生活を手にするとともに、食事による病気(食毒)に悩まされるようになりました。
肥満、高血圧、糖尿、高脂血症、痛風、がん、アレルギー、アトピーなどは、生活習慣病で、ストレスや運動不足もかかわっていますが、飽食もひとつの原因であるように思います。

現在の日本の食物環境は、決して良いものとはいえません。
いくら無農薬といっても、すでに日本の土壌には、農薬がしみこんでおり、これが代謝され無毒化されてしまう迄には、まだまだ多大な年月が必要なようです。小麦、大豆などの調味料のベースになるような食材にも、すでに何かしらの保存料・添加物が入れられています。
そして、加工され、そのままの形で食べられるものほど、幾重にも添加物が加わることになります。勿論、体にとって安全な量の添加物しか入れられていないのですが、これらのものを毎日幾種類も摂ったらどうなるのか?そして、どんどん蓄積されていったら体にどう影響するのか?などの研究報告がないのが現状です。

現代の日本人は、加工食品や、インスタント食品を摂らずに、手作りをしていても、年間に10キロの米一袋分の添加物を口にしているそうです。しかも、これらのものの中には、非常に体内に残留しやすいものもあるので、考えるだけで恐ろしくなります。いわんや、毎日、コンビニ弁当や、インスタントですましていたら・・・???

手の混んだ食事を手作りしましょう!とは言いません。おにぎりと味噌汁だけの粗食でもかまいませんので、手作りの日を増やしましょうよ。
わたしのお昼は殆ど毎日おにぎり玉です。玄米のおにぎりであったり、じゃこをごはんに混ぜてにぎったり、梅干や漬物のおにぎりであったり・・・毎日手軽な割りに、飽きることもありませんよ。

(薬剤師、薬食同源アドバイザー高田理恵/絵:吉田たつちか)

2004.12

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