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止まらない咳

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(絵:吉田たつちか)

 真夏の町内清掃に参加して以来、体調を崩してしまった。熱中症か夏風邪かと思い、かかりつけ医に行ったところ、先生は、小生の額に手を当てただけで、診察終了。薬を出しておきますと言われただけ。2週間分の薬を飲み終わった今、体調は回復したが。まだ、酒を飲んでいる時とか、夜中に時々咳が出る。
 この医者は、名医なのですが、とかく「年だから」と年齢のせいにする傾向がある。高齢者は無理するな、余計な手術はするな、余計な検査はするなといった昔ながらの町医者だ。最近の医者はパソコン画面に注視していて患者の方を見ないが、彼は患者の様子を見て判断する。家人の初期の乳癌を最初に見つけたのも彼だ。
 近所に競輪学校がある関係から痔の名医として有名。実は小生も5年前に、注射による痔の手術をしてもらった。注射による痔の手術は簡単でいいが、5年後には再発する可能性があるのが欠点。酒を飲み過ぎると、少し、痔が出ることもある今日この頃だ。
 最近話題の気になる症状から病名を類推できる「ユビー」*というサイトを利用してみる。安易な素人判断は問題だが、気休めにはなる。
 このサイトの売りは、(1)一問一答のかんたんな質問に答えていくだけで関連する病気や、対処法がわかる。(2)受診すべき診療科がわかる、近所の病院・クリニックがみつかる。(3)回答結果を保存できるから、医師への説明がスムーズに伝えられるという便利さが売り。しかも無料で利用できるのもいい。最近話題のAIも組み込まれているようでAI相談窓口に対応した医療機関の紹介もある。
 AI相談窓口に対応した医療機関とは①受診前に受診の目安がチェックできる②症状についての回答データを、受診前に、医療機関に送ることができるようで、これからの時代にあった方式だと注目を浴び始めている。
 老人の集う海辺の小さなスナックのお客どうしの話題の一位が病気のことだ。持病の話題ならだれでも参加できる。落語家・桂米丸さんが、老衰のため亡くなったことが、落語芸術協会の公式サイトで公表された。99歳でした。死因を老衰と書かれるのが小生の望みだ。     
*//ubie.app/

(ジャーナリスト 井上勝彦)2024-09

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