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飛行機で偉いのは?

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0411_05飛行機の乗務員の中で、一番偉い・最高責任者は「機長=キャプテン」だという事は、皆さん、ご存知だと思います。では、次に偉い人は、誰でしょうか?
答えは「副操縦士=コーパイロット、ファーストオフィサー」。そして、もう一人。客室乗務員の取りまとめ役の「パーサー」と呼ばれる人も、キャプテンの次に偉い、という事になっているのです。
彼らの見分け方は、制服の袖章で、4本線あるのが機長、3本線あるのが副操縦士とパーサー、2本線あるのが経験の長い客室乗務員、そして1本線は新人客室乗務員となっています。シンガポール航空など、会社によっては、制服の色や、機内サービス中に身につけるエプロンの色により、階級を表している会社もあります。
飛行機には、偉いサイドがあります。それは、右側でしょうか、それとも左側でしょうか?
答えは左側。お客さんが乗り降りするのは、どの航空会社も左側のドアと決まっています。右側は、食事等のケータリングを搭載したり、スーツケースを搭載するのも、右側にあるコンテナ搭載口からです。ちなみに、医療移送などで、ストレッチャーで移動される場合は、左側のドアから乗り降りすることになります。
これは、古代ヨーロッパで数千年以上も前から、船の左側を船場に着ける習慣から来ています。なぜ、左側かと言うと、大昔バイキング時代に、船を進める舵が全て右側に付いていた為だったからなのです。
またコックピットの左側の席には機長が、右側には副操縦士が座ることになっています。パーサーも、客室内前方の左側の席に座わり、エコノミークラスを取り仕切るパーサーの次に当たる階級の客室乗務員は、客室内後方の左側の席に座っているのです。
バイキング時代の習慣が、現代にまで引き受けられているなんて驚きだと思いませんか?
(文:Julie /絵:吉田たつちか) 2004-11

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