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各国の夏休み

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09-06-4厚生労働省が、2003年に調査した『主要企業の平均夏季連続休暇日数(夏休み)』は8日でした。夏休みを利用して、国内・海外旅行や、帰省など移動する人が多いのが特徴だそうです。日本の子供たちにとっての夏休みは7月20日頃から8月末までの約1ヵ月半。小学校高学年ともなると塾の夏期講習などに参加する子供も多いですが、1週間程度の家族旅行の他は友達の家を行き来し遊ぶことが多いのだそう。8月の後半になると宿題に泣かされ夏休みの苦い想いでとして残っている人も少なくないのでは。
アメリカ人は、有給休暇を自分の好きなように組み合わせて長期休暇にするため「夏休みを何日とる」という感覚はありません。アメリカの子供たちにとっての夏休みは6月の中旬から9月の中旬までの約3ヶ月。この長い休暇の間には、サマー・スクールに参加したり、サマー・キャンプに参加したりとイベントが目白押しです。サマー・キャンプでは、1ヶ月にわたり家族から離れた集団生活を行い、勉強ではない様々なことを学びます。生涯の友や将来ビジネス・パートナーとなる友を見つける人も少なくないのだとか。ちなみに子供の夏休みに合わせて親も1週間~2週間の休みをとり、家族旅行として国内の避暑地に旅行に行くのが定番です。ちなみに9月が新学期なので、宿題はありません。
フランス人は、1ヶ月以上の夏休みをとる人が多いとのこと。フランスの労働法では、給与所得者は1年間に最低5週間の有給休暇を取得することを義務ずけており、このような長~い夏休みが可能となるのです。夏になると彼らは南フランスの田舎街や、東南アジアやアフリカなどにも足を伸ばします。そして1ヶ月まるまる滞在して、海や山など自然を思いっきり堪能するのです。ちなみに子供たちの夏休みは2ヶ月。アメリカ同様、夏休み明けが新学期となるので宿題はありません。
オーストラリア人にとっての夏休みはクリスマス!と、言うのも日本と気候が正反対のオーストラリアにとって、7月は冬の季節だからなのです。オーストラリアが夏を迎えるのは11月頃。12月のクリスマス・シーズンから1週間から10日間もの夏休みをとる人が多とのことです。子供たちは2ヶ月の夏休みを、ビーチなどで楽しみます。アメリカ・フランスと同様の理由で宿題はありません。
「海辺でビールを飲むサンタ」がトレードマークなのがオージー流サマー・バケーション。半袖半ズボンのサンタなんて面白そうですよね!
(コラムニスト JULIE/絵:吉田たつちか)2005-07

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