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心の風邪も多い季節です!

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1602-3 ここのところ、心の悩みや考え方が原因で、喉の詰まり、食欲不振で劇やせ、緊張や頭痛、吐き気がとれない、息苦しくて死にそう、不安でいてもたってもいられない、などのご相談やメールが毎日のように届きます。
気候の変化が激しいことも要因ですが、冬は陰に向かう季節で、心のベクトルも内向きになり、寒さにより交感神経が緊張したり、不安や恐れが高まりやすい時期になります。このような状態を「心の風邪引きさん!」とよんでいます。
これらの症状は、交感神経の過緊張により起こるものですが、その交感神経の極度な緊張を作っているのは、ご自分の性格や、気付いていないパターン化された考え方、心のクセであることが多いです。
例えば、悪い結果が出たときにご自分を責めたり、あれもこれもキッチリしなければ気が済まない。生活の中で~せねばならない、という感情や、辛抱せねばならないという感情が多いのではありませんか?
これらの考え方は、常に「もっと頑張らなくちゃ!」と体に指令を送り、交感神経をとめどなく刺激してゆきます。
体は、ご主人様の指令どおりに動こうとしますので「イヤだな、もう休みたいし、ぐうたらしたいし、疲れた!」と体が悲鳴をあげていても、ご主
人様が「頑張らねば!」と言えば、イヤイヤでも頑張らざるを得ないのです。
そして交感神経がいつも刺激される結果、血流が細くなり、筋肉が冷えて硬くなり、各臓器の柔軟性を失って、「首が回らない、喉が詰まる、背中が痛む、息苦しい」などの症状が現れます。
体が「辛いよ~もうこれ以上頑張れない、ご主人様助けて~!」と症状になって悲鳴をあげているのですね。
これを解決するためには、~せねば!という考え方を、~やりたい!という脳が楽しみワクワクするような考え方に置き換える必要があります。はじめは難しくても、無理矢理にでも「楽しいな、有り難いな!」と思って行動を起こしてみるとよいですね。
そうすれば、体はその感情に反応し、気の巡りがよくなり、血流が良くなり、体も柔らかくなってきます。これさえできれば8割完治です。残り2割は、副交感神経を刺激し、リラックスする養生をします。
1,精製白糖(甘いモノ)を止めて、玄米を中心にした和食を取入れ、腸管を刺激する
2,不安に襲われたら、お腹まで深く息を入れ、細くて長い息を吐く深呼吸を行い、大丈夫!と瞑想する
3,督脈沿い、特に大椎付近と仙骨付近(副交感神経に通じている部分)を、ビワ温灸やコンニャク湿布などを取入れてお手当てする
4,夜はものを考えず、寝る時間!頭で堂々巡りすると、極度に消耗してしまいます。
5,最後にこれらを後押しする、脳を養う新ノーゲン等を補うこと等ご参考くださいね。
(薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵/絵:そねたあゆみ)2016-02

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