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9月の星座 はくちょう座

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16-09-04  日本で言われる「七夕の3つの星」について、ご存じかと思います。これは中国の神話に基づいており、今でも中華圏では旧暦の七夕(大体例年8月の初旬)は祝日となり、男女を問わずにプレゼントを贈ったりしてお祝いをする風習があるようです。
織姫星と彦星とをつなぐ真ん中の星は、中国ではカササギ(カラスの一種)と見なされ、その大きな鳥が、1年に1度しか会えない恋人同士の橋渡しをすると考えられています。
織姫星も彦星も、カササギをつなぐ星々にも、明るく輝く1等星があります。カササギの1等星は西洋では「デネブ」といいます。
この付近の星々を結ぶことは不思議なことに洋の東西を問わずに言えることのようで、西洋ではこの辺りに散らばる星々をつないで「はくちょう座」を名づけました。東洋ではカササギ、西洋でははくちょうと、いずれも鳥になぞらえている点も興味深く感じます。はくちょう座はその形から別名を「北十字」とも呼ばれます。ギリシアの神話では、このはくちょうは、恋多き大神ゼウスの仮の姿だとされています。この人間らしくどこか憎めない大神は、神々だけでなく人間の女性にも恋をしました。
昔アイトリア国にテステイという王さまがいました。テステイ王は、スパルタ国を追放されたチュンダレオスという青年をかくまいます。チュンダレオスはテステイ王の娘レダ王女と恋に落ち結婚をします。しかし大神ゼウスもこのレダ王女に恋をしてしまいます。ゼウスは白鳥に変身し、レダに体をすり寄せました。そして思い通り、レダ王女を自分のものにしてしまいます。
レダ王女はその後、2つの卵を産みました。1つの卵からは、のちに「ふたご座」となるカストルとポルックスが生まれ、もう1つからは歴史に名高いトロイ戦争の原因ともなったと言われる絶世の美女ヘネレーが生まれました。
大神ゼウスは、人妻でもあったレダ王女が、無事に見事な子どもたちを生んだことを誇りに思ったのでしょうか? あるいはレダ王女への愛の証としてなのでしょうか? ともかくゼウスはレダ王女と交わったときの自分の姿を、天上に飾ることにした、ということです。(コラムニスト 気象予報士 チャーリー)2016-09/絵:そねたあゆみ

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