UA-77435066-1

イラスト入りコラムを約700点収録しています。コラムニストも随時募集中!ニュースレター制作のご相談も承ります。

ガメ(亀虫)の大量発生と、この冬の病気

 | 

(絵:そねたあゆみ)

 昨年は、畑及び花壇にガメ(亀虫)が大量に発生していました。強烈なニオイを放ちながら、薬局内にも紛れ込んでくるのでたまりません。ご近所の話でも、やはり異常にガメが多いとのこと。

 私達の地方(岐阜県)では、昔からガメが多いと、その年の冬は雪が多く降り積もると言われています。すでに、何人かのご年配の方々から、「今年は雪が多いに!」とお聞きしており、しかも、このガ

メ予報は外れた試しがありません。その秘密を中医学から紐解いてみましょう。

 皆さん驚かれるかもしれませんが、亀虫は別名、九香虫(キュウコウチュウ)と呼ばれ、動物性の生薬(漢方薬)として取り扱われています。その働きは、

①温腎助陽、行気止痛:腎を温め生命力を補い足腰の痛みをとって老化を防ぐ

②疏肝理気、温裏止痛:気の滞りを通して、内臓の冷えと痛みをとる。冷えで足腰が痛んだり、胃腸が動かず食欲がなく

お腹が痛い、お腹がパンパンに張る。またストレスによる胃の不調等の症状に適応する薬味です。

 ガメの大量発生する年は、冷え込みが強く大雪が降りやすいので、冷えと痛みの症状が多発する。からこの虫が役立つのかも知れませんね。こちらの薬局の方剤では、大熊柳という商品名の方剤の中に、この九香虫が入っています。

①胃腸が冷えて動きが悪く、軟便気味の方

②胃腸虚弱で、痩せて体力が無い方

③疲れで歯茎が浮いて痛む方

④お腹がシクシクと痛む方

⑤朝起きると、鼻水が止まらない方

⑥足腰や胃の裏が痛む方、

などに喜ばれています。独特の香りがしますが、粒になっているので、抵抗はありませんよ♪

 今年の冬は、寒く雪が多い予想なので、今から特にお腹を温める食材をとって、胃腸の働きを整えておくことと、督脈の手当てで、全身の陽の気をしっかり巡らせておくことが、この冬を乗り切るコツになります。

ポイント1=お腹を温める温裏食材(ニラ、ネギ、唐辛子、シナモン、胡椒、山椒、黒砂糖、マス、サケ、アジなどの魚)を食事にとりいれましょう。胃腸が弱い方は、朝の食事にお粥を取入れてください。

ポイント2=大椎(首の後ろのグリグリ)を温灸などで、しっかり温めましょう。 手首、足首を冷やさないようにしっかりガード。

家族でお互いに背筋のさすりあいをしましょう。

(薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵)2018-01

コメントを残す

Top