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季節の分れ目

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2013-02-2二月三日は節分ですね。節分のもともとの意味は季節の分れ目。昔の暦は二十四節季が使われ、『立春』『立夏』『立秋』『立冬』の前日を節分と呼んでいました。一年の始まりは『立春』からで、その前にあたる二月三日頃が大晦日だったのです。

 日本人は大晦日を重んじるため、いつしか立春の前の日だけを節分と言うようになりました。そして平安時代、七〇六年の文武天皇の時初めて節分の日に宮中で豆がまかれたのです。これは中国の風習にならったもので、豆は『魔滅(まめ)』に通じると考えられ、鬼を追い払って一年の無病息災を祈願しました。
 現在、スーパーなどで豆と一緒に鬼の面が売られているのは、このような理由からです。
 豆まきをした後、年の数だけ豆を食べるのも楽しみのひとつ。食べれば病気にならず、健康でいられると言われています。また、鬼を退治したという意味も込められています。子供の頃は年の数だけでは物足りなかったのに、年を重ねるにつれ、多すぎて食べられなくなってしまったのが残念ですが。
 もうひとつ、節分の日には楽しみがあります。それは『恵方巻き』を食べること。恵方巻きは太巻き寿司のことで、一本丸ごと切らずに食べます。ただかぶりつくのではなく、その年の恵方を向き、目を閉じて願い事を頭に浮かべ、黙って食べきれば願いが叶うそうです。包丁で切らずに食べるので「縁を切らない」、海苔で巻いていることから「福を巻きこむ」、縁起のいい食べ物とされています。江戸末期に大坂の船場で商売繁盛を願って始まったと言われていますが、明治中期には途絶えてしまいました。それを、昭和末期に大阪海苔問屋協同組合が復活させました。しばらく関西地方中心に食べられていましたが、願い事が叶うという面白さをマスコミが取り上げると、全国に恵方巻きが広まっていきました。
 二〇一三年の恵方は南南東です。皆様はどんなことを願うのでしょう。是非、叶いますように。
(コラムニスト 愛川いつき/絵:そねたあゆみ)2013-02

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