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映画もネットの時代   

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(絵:そねたあゆみ)

 今年の酷暑で外出もままならず、テレビで映画を見る機会が多かった。最近は、ネット配信の映画システムが充実して、テレビ画面で簡単に見ることが出来る。私が利用しているのはNETFLEXamazon映画、dTVであるが、これらを見るのに要する費用合計は、映画を1回見る費用程度なのもうれしい。
 英「エコノミスト」の最近の記事によると、NETFLEXが投入する今年のコンテンツ予算は130億ドル(約1.4兆円)で、そのうち85%はオリジナルのドラマシリーズや映画に投じられるという。この予算は、ハリウッドの映画制作予算をも大幅に上回る規模だ。同社は今年、82タイトルの新作オリジナル映画が視聴可能にする予定だ。ワーナー・ブラザースが今年公開する映画は23作品、ディズニーは10作品にとどまっているのに対し、同社の投資金額は、抜きん出ている。
 ひるがえって、わが国では、NHKの料金徴収に関する妥当性が問題になっている。ネットとテレビの融合化時代に備えて、テレビがなくてスマホだけ持っている場合にも、料金支払いを義務化する方向だという。島国根性というか、既得権にしがみつく輩が多く情けない。
 世界的にみても豊富な資金量を有するNHKは、NETFLEXに対抗して、国内だけでなく世界に打って出て、自ら稼ぐくらいの視野と度胸をもってもらいたいものだ。NHKの有する映像資産だけでも莫大な資産を有している。民法と競合するような陳腐な映像作りでなく、世界に通用する作品をどんどん、作り出してもらいたいものだ。
 最近、耳が遠くなり、テレビの音声(特に言葉の識別能力の低下が著しい)が聞き取りにくくなってきて、洋画を字幕で見る方がいい。
 今後、AIのさらなる進歩で、洋画の音声が自動的に日本語で聞こえてきたり、字幕も自動的に出るようになる。逆に、日本語の映像作品がそのまま他の言語で見られるようになり、アニメはもとより、多くの日本の映像資産も世界中に売れる時代になる。そうすれば、NHKが国民から強制的に料金を徴収するのでなく、NETFLEXのように世界中から広く薄く料金を徴収出来る時代だ。
(ジャーナリスト 井上勝彦)2018-09

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