UA-77435066-1

イラスト入りコラムを約700点収録しています。コラムニストも随時募集中!ニュースレター制作のご相談も承ります。

長引く下痢症状 

 | 

(絵:そねたあゆみ)

ここのところ、毎日お腹が下るのが2週間以上も続いている・・・という患者さんが急増中です。その特徴は?

①吐き気や発熱などの症状は全くない
②食欲は普通にあるが、油物などを食べると下りやすい
③華々しく、ザーと下ってスッキリするのではなく、ほんの僅かな軟便が出て、またしばらくすると少し軟便が出るという繰り返しで1日3~10回ほど下る
④明け方や夜中にも下りやすい
⑤便のキレが悪く粘っこくスッキリしない
⑥胸脇部や脇腹に痛みを伴い易い

 何故こんな症状に?ただの冷え腹なら・・・ザーと下り、その後はスッキリ、温めれば回復します。胃腸風邪なら・・・吐き下しや発熱があり、症状が激烈で比較的早く治まります。なので、そういう類のものではありません。

 この症状は、いくつかの要因が重なっています。

(1)この夏の長引く暑さにより、冷たい物や素麺などを多食して、胃腸が弱り冷え切っているところ、気候による寒さの邪気が中に入った
(2)さらに、油物や甘いものなどを食べ過ぎることで、腸内の環境が悪くなり、吸収能力が落ちている
(3)ここまでなら、下って終わりですが、ここに何らかのストレス(肝欝)が入ることで、腸の動きが止まりガスが生じて痛みが出ます。腸内の便が密と疎の状態になるので1回でスッキリ排泄されません。肝熱により湿熱となるので軟便と臭いを伴い渋り腹(寒湿の邪と湿熱の邪とで営衛不和・自律神経の失調が生じる)

 そこでこの場合は、冷えをとる+食べ物に注意して腸内免疫を回復させる+原因になるストレスを解決し、気の巡りを回復させる事が必要です。

①梅干と昆布のお粥、韮と鮭のお粥など、お腹を温める食事と、ユタンポなどでお腹を温める手当て漢方では、大熊柳がお勧めです
②揚げ物、肉類、乳製品、甘いスイーツなどを避けて、納豆、味噌、大根おろしなど発酵食品をとる漢方では、腸活生や腸活がお勧めです
③食事の終わりに柑橘類を食べましょう、ウォーキングやお腹のマッサージ、温泉に浸かるなどでリラックスします。漢方では航気散がお勧めです。あまり下痢が続くと不安になりますが、①~③の養生をすれば必ず良くなりますので、気長に養生を続けてくださいね♪
(薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵) 2019-01

コメントを残す

Top