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薬物乱用とオキシトシン

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2015-05-02 いけないこと、恐ろしいことがわかっているのに、薬物乱用に手を出してしまう心理は、無差別殺人や、愉快殺人、むしゃくしゃして誰でもよかった!などと青少年が殺人に手を染めてしまう事件と非常に共通しています。
こういった青少年の過去をたどってみると、幼児期に虐待にあっていたり、十分な愛情を受けられない環境であったために、前頭葉のある部分(社会性を培う部分や、悪いことを悪いと判断し、行動を抑制する部分)の成長がうまくいかず、線条体への働きかけが低下して、抑制できない行動パターンに出やすいことがわかってきています。
母親が我が子に授乳するとき、我が子がどんな状態であろうと丸ごと受け入れて、無条件の愛をもって、子どもを育てますが、そのときに母親にも子どもにも、オキシトシンというホルモンが分泌され、リラックス、幸福感、自分は愛されているという気持ちを培う脳が形成されてゆくといいます。
愛情ホルモンをたっぷり受けて育っていないと、人への思いやり、自分への思いやりも形成されず自暴自棄になってしまい、いけないと言われることに手を出してしまう心理が芽生えます。
このような青少年に対して、最近ではオキシトシンの点鼻噴霧により、社会性を担う脳を形成してゆく治療が試みられています。
「背中のほんわか撫で撫で」も効果があります。
朝起きたら、顔を合わせた家族や友人に”おはよう”と声をかけながら、お互いに首~背中の肩胛骨と肩胛骨の間あたりを、やさしく撫でましょう !「いつもありがとう」「お疲れ様やったね!」などのねぎらいの言葉をかけながら、撫でるのも効果があります。実は背中の督脈沿いをさすると、セロトニンやオキシトシンなどのホルモンが分泌され、気持ちが穏やかになってくることがわかっています。また、犬や猫などの動物を抱っこしたり、可愛がったりすることにも同様の効果があります。
(薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵/絵:そねたあゆみ)2015-05

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