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癌・・・虚の養生は補益 

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(絵:そねたあゆみ)

 癌の養生中、体重がどんどん減っていってフラフラする、筋肉が萎えて歩くのもしんどい、少し歩いても息切れがする、食べられないなどの状態の時。
 また、手術や抗がん剤、放射線などの治療で、体力が落ちてしんどい時は、まず胃腸を立て直し、体力を回復させることを優先し、補益の養生を心がけます。
 胃腸は後天の精といって、命を養うものです。その胃腸の働きが低下すれば、生命エネルギーが低下してしまいます。
 貧血やリンパ球の低下、アルブミンの低下があると、体は慢性の炎症を起こし易くなり、癌の勢いも強くなってしまうので、胃腸を立て直し、体力の回復を図ってください。
 具体的には、状態に応じて1日のうちの1~3食をお粥にします。お粥というと、白粥に梅干しみたいな、イメージがあるかもしれませんが、その時の体調に応じて色々な具を加えて作る花粥をお勧めします。(一度に食べられない方は何度かに分けて少しづつ召し上がってください)
 基本は玄米の10倍粥で、カップ4分の1(40グラム)に水をカップ2杯半で30分炊きます。それに、必要な具を加えて一緒に炊き込みます。胃腸が弱っている方は白米でも大丈夫。
1、胃腸の元気がなく、食欲がなく食べられない時は補気類2~3種類を加えます。 補気類(胃腸の元気を補う)棗、栗、山芋、長芋
南瓜、キャベツ、ブロッコリー、いんげん、干し椎茸、鶏の胸肉、ささみ、白身魚など
2、体が冷えたり、お腹が冷えて下ったりしている時は補陽・温裏類2~3種類を加えます。黒糖や肉桂などのスパイスを加えてもよい。補陽類(体を温める)くるみ、えび、干しエビ温裏類(お腹を温める)ニラ、ネギ、鮭、鯵など
3、貧血、アルブミンの値が低いなどで、フラフラするときは補気・養血類を2~3種類養血類(血を作るもの)人参、トマト、パプリカほうれん草、小松菜、落花生、プルーン、イカ、タコなどを鉄鍋で
4、放射線などの熱毒が入り、炎症や出血があり微熱や尿が出にくい時は滋陰類を2~3種類加えます。味付けは、味噌や豆乳、塩麹などがお勧め。滋陰類(体の潤いを補い熱を下げるもの)豆腐、豆乳、納豆、あさり、ほたて、牡蠣、しじみ、ゆり根、白木耳、松の実、胡麻、卵、うずらの卵すっぽんなど。さらに補益を促す生活習慣と手当て、心の養生は
①疲れたら横になって深呼吸②ほんの少し負荷をかけて手足、体幹の筋力をつける③寝不足は厳禁④スマホ、パソコンなどで、目の使いすぎを止める⑤サウナや岩盤浴、手当てによる発汗のしすぎは厳禁⑥大椎、神闕、湧泉の温灸⑦不安が押し寄せたら、昇降開合松静功で気をいただくなどです (薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵)

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