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サービスとチップ

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0412-4 日本に帰ってレストランやカフェへ行く度に、サービスの良さに驚かされる。元々日本で生まれ育ったのだが何年も北米にいると慣れたくなくてもこちらのルールに慣れてしまう。接客業なんだからお客さんにサービスするのが当たり前。それでお給料を貰ってるわけなんだから、日本人のように丁寧にするべきだと年がら年中思っている。
この国にいるとどっちが客だか分からなくなる時もしばしばある。英語だからなのかもしれないが。忙しいのは分かるけど、自分のテーブルじゃないからとナプキンを貰うことすら断られることもある。ウェイトレスを探していて目が合っていても、自分の客じゃないし、チップももらえないから”まあいいわ~”と言った具合に素通りされてしまう。
こういう国だから仕方ない。逆らっちゃいけないんだと自分に言い聞かせ毎日を過ごしているが、とても気分が良くなるサービスを最近受けた。歩き疲れて入った近所のカフェ。小腹が空いていたのでケーキのショーケースを子供のようにじっと眺めていたら寄ってきて、全てのケーキの説明をしてくれた。甘すぎるのは嫌なので甘いかと聞くと難しい顔をして、割と甘いと答えた。それなら違うのを食べようと席に着くと、一口サイズのチーズケーキを持ってきて、”トライしてみて、気に入ったらどうぞ”と言った。
結局チーズケーキは頼まないで他のを頼んだのだが
その気持ちが嬉しかった。これこそサービスだと思った。チップは30%以上払った。(通常は10-15%)サービスがいい店でのチップは全然苦ではない。こういうためにチップ制度があるのだと実感した。お店の料理は勿論、サービスや雰囲気が良ければお客さんは戻ってくるのである。こうやって商売をしていくべきである。難しいとは言われているが。
この店には当分通うことになりそうだ。

(コラムニスト 仁美/絵:吉田たつちか)

2004.12

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