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春に気をつけたい事

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(絵:吉田たつちか)

 今回は春に起こりやすい病、実際に多いご相談についてお話しします。
1、春は心が不安定になり、気持ちが鬱々しやすいです
気持ちが沈むと、食欲もなくなり、眩暈やパニック発作などの身体症状も伴う方が多いです。こんな時は、姿勢を正して深呼吸!!そして、脳を養う新ノーゲンを養生に取り入れてくださいね。
2、春はお天気がコロコロと変わり、自律神経が揺さぶられます。
*移動性高気圧に覆われるのも束の間・・・空に羊雲やウロコ雲が現れ始めたら、お天気下り坂にサインです。雨降り前〜雨が降り出すタイミングで、頭痛、眩暈などを起こしやすくなります。
 こんな時は、羊雲を見たら五苓散+コルマータQ10で養生ください。
*さらに、雨が上がり南から湿った暖かい風が吹くと、昼間の気温が上がり、眩暈、のぼせ、火照り、動悸、アトピーやアレルギーの悪化が見られます。雨上がりで気温が上昇しますよ!!!と予報士が言った日には、すかさず馬鞭草で内熱を冷ましてくださいね。
*次に気温の上昇も束の間、寒冷前線が通過し激しい雨の後は冷たい北西風が吹いて一気に気温が低下します。気温が急に下がり、喘息、脳卒中、心疾患、足腰の痛みなどが出やすくなります。雨が降り出したタイミングで発酵紅参を服用して血流を良くして体を温めてくださいね。
*このように1日スパンでお天気が変化し、それに伴い気圧、気温、湿度が大きく変化するために、それに対応しようとして、自律神経が大いに揺さぶられます。特にダメージを受けやすいのは、冷え性、暑がり、貧血、浮腫みやすい体質の方です。大事に至る前にご相談ください。
3、春は解毒の季節、大掃除の最中には様々なトラブルが起きやすいです。
 春は、冬場に脂肪組織に溜めた毒素が腸肝循環して解毒されてゆきます。また、花粉や黄砂なども飛び交いますので、解毒容量がオーバーすると、アレルギー症状が出たり、体のあちこちに炎症を起こしやすくなります。春に腫瘍マーカーが上がったり、再発転移をしやすいのもこのためです。腸内免疫を高め、解毒を助けるアイテムとして、タンポポ茶や清熱解毒の働きが強い紫霊芝を食養生に取り入れて、不安定な季節を乗り切ってくださいね!!!

(薬剤師・国際中医師・国際薬膳師 高田理恵)2023-03

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