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池田平太郎

「情けが仇」の見本?

「情けが仇」の見本?

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「新平家物語」のDVDを見る機会がありました。 若き日の仲代達矢扮する平清盛の乾坤一擲の気迫と、斜陽化してからの、やることなすことすべてが裏目に出るという閉塞状態が強烈に焼き付いております。 「清盛は頼朝を助けたばかりに ...
簡単に始まってなかった武士の時代

簡単に始まってなかった武士の時代

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 織田信長を特集した雑誌の中に、信長を評して「近代への扉をこじ開けた男」という紹介が為されていたことがありましたが、そこには続けて、「日本の歴史の中でも他にこういう人物を探すとすれば平 清盛くらいしかいない」ということが ...
権限が集中することの危険と効用

権限が集中することの危険と効用

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以前、橋下徹・大阪市長が「独裁が好ましい」というような発言をして、物議をかもしたことがありましたよね。 まあ、実際に演説を聞いた限りでは、それほど、目くじらを立てるほどではなかったように思いましたが、とかく、こういう物は ...
福澤諭吉は勝海舟が嫌いだった?

福澤諭吉は勝海舟が嫌いだった?

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明治草創期、新政府で勢威をふるった薩摩・長州の二大派閥。 薩摩人は、新政府構築についての意見を勝 海舟に仰ぎ、長州人は福澤諭吉に求めたといわれています。 二人は、まさしく、当時を代表する新時代の知識人だった。 勝も福澤も ...
無用の用ならぬ無能の能

無用の用ならぬ無能の能

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「果たして、理論家のTOPの下に実践派の補佐役が付いた方がいいのか、それとも、実践派のTOPを補佐する形で理論派の参謀が付いた方がいいのか」・・・・・。すなわち、智将の下に猛将が付くべきなのか、猛将の下に智将が付くべきな ...
人に優しい、「土佐藩」

人に優しい、「土佐藩」

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今年の大河ドラマ「龍馬伝」が、なかなか好評のようですね。私も「娯楽作品」としては毎週、楽しく見ています。 特に、武市半平太とその一派が、何かあるとすぐに目を吊り上げて「攘夷!」・・・と叫ぶシーンなどは、現代の、ネットなど ...
橋について考える

橋について考える

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先日、ちょっと驚いたのですが多摩川って両岸にあれだけの人口を抱えているにも関わらず、人が歩いて渡れる橋って数えるほどしかないんですね。 福岡市のような中堅都市でも橋は不自由しないくらいにたくさんかかっていることを思えば、 ...
「ボケ」と「ズレ」

「ボケ」と「ズレ」

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第二次世界大戦中、アメリカ合衆国大統領、フランクリン・デラノ・ルーズベルト は、この大戦の最中に亡くなったことから、ノルマンディー上陸作戦や、ヤルタ会談でのソ連へのシベリア参戦要請などを始めとする、一連の決定は、果たして ...
吉田松陰を育てた母が説く風呂の効用

吉田松陰を育てた母が説く風呂の効用

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 幕末の思想家・吉田松陰について私が強く印象に残った話があります。 松陰の生家は、松陰の母が嫁いでくる以前は極貧の中にあったそうで、何故そうなったかというと、松陰の祖父が異常なほどの本好きで江戸詰め時代も家族への仕送りな ...
宇喜多直家の成長戦略

宇喜多直家の成長戦略

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 戦国時代、今日の岡山県一帯に盤踞した戦国武将に宇喜多直家という人物が居ます。備前から、備中、美作の一部まで、ほぼ、今日の岡山県に相当する版図を一代で切り取ったほどの武将です。といっても、意外に知られていない人物で、むし ...
世間の、意外に利口なことにハッとする

世間の、意外に利口なことにハッとする

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 「世間の、意外に利口なことにハッとするときがある」 ・・・これは、私が師と仰ぐ兵法研究家・大橋武夫さんの言葉です。 抹香臭い説教と違い、生で会社経営されてこられた方の言葉だけに、大変、身近に感じ、まさに、生きた言葉だと ...
御舘の乱、判断の是非

御舘の乱、判断の是非

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 NHK大河ドラマは上杉景勝の股肱の臣・直江兼続で新潟県は盛り上がってたようです。 その直江兼続ですが、最近の大河ドラマは、必要以上に「良い人」なってしまう傾向があるようで、彼が兜の前立にあしらったと言われる「愛」という ...